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早朝のコンビニ

2018/ 11/ 30
                 



早朝のコンビニにて、店員Iが体験したお話です。
そのコンビニは、深夜勤務と早朝勤務の入れ替わりが6時で、
冬場だった事もあり、周囲は真っ暗でした。
Iは、深夜の人と入れ替わりで、早朝勤務だったんですが、
そこのコンビニは狭かった上に、
売り上げも差して多くなかったので、
客数の少ない早朝は一人で遣り繰りするシフトになっていました。

深夜の人が「お疲れさまでーす。」って帰って行って、
フライヤー(チキンとか)を揚げてる時に、入店音が流れました。
何気なく「いらっしゃいませ」と挨拶し振り返ると、
ドアすら開いてなくて、誰もいませんでした。
おかしいなぁと思いつつ、考えると、
入店音って、入口のマット踏まないと鳴らないんですよね。
それに気付いて、気味が悪くなったんですが、
故障だろうな、と冷静に判断し、
バックルームに入って、音の電源入れたり消したりしていると、
ピンポーン、ピンポーン。
と音が鳴ります。
すると、それが鳴りやまなくなりました。
誰か新聞のコーナーにでも立ってんのか?と思って、
監視カメラの映像を見ると、案の定女の人が立っています。
しかし、新聞を見ていたり、コーヒーの種類を決めていたり、
ましてや売場を見て回る気配すらなく、俯いて、
カメラに向かって立っているんです。
可笑しいなぁと思って売場に出てみると、
誰もそこにはいませんでした。
小さい店なので、売場にいたら分かるし、
出ていくにしても、入店音が鳴るはずです。
トイレに入ったのか?と思っても、トイレのドアは開きっぱなし。
深夜の人が掃除してから、客も誰も来てないので、
開いたままになっていました。
気味が悪くなって、気を落ち着かすために、
おでんのだしを鍋に入れて、
また揚げ物を揚げようとした瞬間、足が動かなくなりました。
パニックになって、辺りを見渡せど、誰も人はいません。
恐る恐る下を見ると、
さっきの女が足にしがみついていました。

その後客が来て、介抱してくれました。

後日、店長に聞いてみると、
元々、そのコンビニはパン屋で、
そこで働いていた女性が自転車で通勤途中、
車と正面衝突を起こし、即死したらしいです。

深夜のコンビニは怖いと聞きますが、
本当に怖いのは、早朝なのかもしれません。


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