FC2ブログ

「最近の記事」

研究室

2019/03/16                    

No image

 これは私が関東地方のある国立大学で助手をしていたときに実際に経験した話である。このようなことが続くと、何事もうまくいかないのが世の常であるから、いまは退職して別の仕事に就いている。思い出すだけでも気が滅入る話を書き記そうと思う。 私が勤務していた研究室には、なぜか倉庫としてのみ使用している実験室があった。 国立大学では一研究室当たりの面積が決まっているから、限られたスペースを倉庫として使用するの...

坂道で

2019/03/11                    

No image

 3年前、実家に帰省したときの話。 実家の近所に100m位のわりかし急な坂がある。道の横は両方土手で、人が落ちないように1m程度の石塀が立ってる。 ちょうど夕焼けで辺りが微妙に暗い時間ってあるでしょ。そんな時間に用事があってその坂をのぼってたのよ。こんな時間だし、実家は田舎だから俺以外の通行人はいなくて。そうしたら坂のてっぺんにこっちに背を向けた髪の長い女が立ってるのね。別に立ってるだけだから普通...

旅館の娘

2019/03/06                    

No image

「先輩、何か怖い話知りませんか?」「う~ん、怖いというかちょっと悲しい話なら・・・」Sさんは仲間から渓流釣りに誘われた。そこは釣り仲間でも有名な穴場で旅館も中々予約が取れない場所だった為、すぐにOKした。当日、仲間が仕事で来れなくなってしまいSさん一人になってしまったが、滅多に行ける場所ではない為一人で行くことにした。旅館に到着し、さっそく荷をほどくとSさんは釣りに出かけた。噂通り、次々と釣れる魚...

探検隊

2019/03/01                    

No image

随分昔の話ですが、私が小学校低学年頃、近所の川に遊びによく行っていました。ある日、下水か上水か良く分からないが強大な地下水路を見つけたので川で遊んでいた友人や知らない子供も誘って探検する事にしました。そして、いくつか探検隊を作って土管の入り口から中に入ることになりました。中の水路は何本にも分かれていました。広いフロアなどもあってかなりの規模の施設だと思います。奥に進んでいくと出口が見えなくなりまし...

忌まわしき廃屋

2019/02/26                    

No image

とある高校生5人組で、地域で有名な心霊スポットに向かう事になりました。それに着いていった、A君に起こった悲劇のお話です。その心霊スポットというのも、県境の山中にひっそりと佇む廃屋の平屋で、そこに無数の霊魂が集まっているらしいと噂されている場所です。ただ、その廃屋の場所は誰も把握しておらず、そこはどういう施設で、どういう経緯があって廃屋になったのか、全く誰も知らない、と続くような都市伝説的なオチの話...

白い人

2019/02/21                    

No image

ある男性は、同じ大学の2人を連れて、とある南国の島へと卒業旅行に行きました。その島のアトラクションというかアミューズメントと言うか、そこでは水上バンジージャンプが用意されていました。3人は早速ノリに乗ってやってみる事に。男性と一人の友人はすぐに飛んで楽しんだのですが、もう一人の友人が怖がって飛び込みません。結局、後ろから背中を押して無理矢理飛ばさせ、飛んだ瞬間を写真に収めました・・・が、彼はヒモが...

背中の小さな瘤

2019/02/16                    

No image

友人の背中には、小さな瘤があった。 皮膚科では粉瘤と診断され、皮脂腺や毛穴に脂肪や老廃物が 溜まったものだと説明された。 粉瘤なら、簡単な手術で取れる。 彼は手術を受け、小さな瘤の中身は取り除かれたが、 粉瘤など見慣れているはずの医師が、不思議そうに見ている。 「普通、こんな色じゃないんですよ」 医師は、黒ずんだ梅干のような姿のものをピンセットで突付いた。 「もっと白っぽいのが普通なんだけどな」 医師はピ...

自殺者の写真

2019/02/11                    

No image

昔、さんまが笑っていいともに出てた時にカメラマンの話をしてたが、あれは怖かった。 アメリカ人のカメラマンとモデルが南アフリカの湖に写真集を撮りに行った時の話。その湖の手前は平地だが奥にはかなり高い断崖絶壁があり、カメラマンは断崖絶壁をバックにしてモデルの写真を撮り始めた。モデルの後ろに湖と断崖絶壁、その構図でシャッターを押していると、突然ファインダーの中に一人の人間が湖に落ちていく姿が飛び込んでき...

山の上の廃病院

2019/02/06                    

No image

高校生の時の実話。地元の中学校時代の友達2人と近くの山に肝試しみたいなことをやりに行こうという話になった。その山はそれほど高くなく、頂上が広場になっているさらにそばに病院が建っており、現在は使われていないその病院の旧館跡が廃墟の状態で残っている。予定ではその病院の旧館探索してから、山を登る道にでて頂上で缶ビールで乾杯してから、反対側のふもとに下りる道から山を下る、というプラン深夜1時過ぎに3人で、...

彼の足音

2019/02/01                    

No image

これはちょうど今ごろの話です。K子さんは彼氏と遠恋している大学生でした。遠恋といえど二人は地元は同じで、長期休みには地元でいっしょに過ごすことができました。大学4年生の時の夏休み、彼女は7月の下旬から休みでしたが、彼は8月からでした。先に地元に帰った彼女は、毎日のように電話をして、『早く会いたいよー』と甘え、彼氏も『休みになったらすぐに帰るよ』と答えていました。しかし、8月を目前にひかえたある日。...